1件でも、自分でもできる、過払い金返還請求

私が過払い金の返還請求に踏み切ったのは、2年前のことです。その頃には私が住んでいる地方都市でも、大手の法律事務所のコマーシャルが複数ながれていて、過払い金の返還請求ができることや、それがクレジットカードのキャッシングでも利用できることは知っていました。

 

しかし、私は過払い金の返還請求を弁護士に頼むことができなかったのは、私が返還請求したい過払い金が1件だけだったからです。その頃は過払い金の返還請求がまさに弁護士事務所のあいだで盛んだった時期で、過払い金30万円程度の依頼を一件だけやってほしい、という問い合わせにいい返事をくれる事務所はなかなかありませんでした。

 

多くのホームページを自分で調べたり、図書館で本を借りて調べたところ、自分で裁判を起こすことができるなら弁護士を代理人にしなくても過払い金の返還請求ができそうだとわかってきたのは過払い金ということばをコマーシャル等でしってから、2年くらいたったときのことです。今になって思えば、もう少しはやく弁護士への相談だけでもしていれば踏ん切りがついたはずです。

 

私が過払い金の返還請求をしようとした相手先は、クレジットカードの会社です。カードについているキャッシング機能の利率は10年前にはまだ年利29~25%あり、失業中にこのお金を50万円程度借りて完済した私には、30万円程度の過払い金が発生しているということがわかりました。

 

これは、取引の履歴をカード会社に請求し、そこで示された履歴を図書館で借りた本に付属していた計算ソフトに当てはめて計算するだけで算出できました。

 

しかし、計算した約30万円の過払い金の返還を求めた会社は私に対して、請求額の半額程度ならすぐ支払う、という提案をしてきたのです。おそらく私が弁護士をつけていなかったので、かんたんに対応できる相手だと思われたのではないでしょうか。

 

私はやむを得ず、自分で訴状を作って訴訟を起こすことにしました。訴訟を起こすのにつかった実費は、当時で1万円程度だったと記憶しています。

 

訴訟をおこしたら、第一回目の期日のまえにカード会社から電話がかかってきました。こちらの請求額を全額払う、というのです。この対応の変化に私はあきれてしまいましたが反対のしようもなく、その訴訟は第一回目の期日で和解により終了となりました。

 

これを弁護士の方に依頼していれば、おそらく訴訟を起こすまでもなく、自分で請求するよりよい条件で過払い金の返還が得られたと思います。過払い金の返還請求は自分でもできるのですが、よい弁護士の先生を代理人にできればそれにこしたことはありません。

【関連情報】
日本司法書士会連合会