セゾンの過払い金でお悩みの方は私たち弁護士にお任せください。

借りるつもりはなくても借りなければならない時があったんです

数年前の出来事です。

当時私は親から相続した家で一人暮らしでした。配偶者も子供もおらず、自分でも冴えない中年おやじになってしまったものだと悲嘆していましたが、日常生活に不便を感じるようなことはありませんでした。

薄給とはいえ仕事はしていましたし、趣味の釣りにお金を使う以外はこれといって無駄遣いをするようなこともありませんでした。

ドラマティックな人生ではないけれど、こんな平凡な人生も悪くはないだろうと自分に言い聞かせつつ、独身貴族として一生を過ごそうかと思っていた矢先、事件は起こりました。

住んでいた自宅が火事で燃えてしまったのです。

古くなった自宅の電気配線が劣化していたらしく、そこから火花が出たのが出荷の原因と特定されました。

幸い近隣への延焼はありませんでした。火災保険にも入っていたので、いくらかの保険金が下りるだろうとは思っていました。

ですが運が悪いことに、私の家は「半焼」だったのです。

半焼といっても家は消火活動の際に大量の水を被っており、使うには新築と同じ規模の修復が必要なほどでした。家財道具も焼けるか水を被るかしており、誰がどう見ても人が住める状態ではないのです。

結局保険金は半焼分しか下りない見通しとなり、私は住む場所を失ってしまいました。

私は近くの親戚宅に身を寄せ、市に掛け合って公営住宅への入居を申請しました。しかし空きがない為すぐには入れないとのこと。

私は肩身の狭い思いをしながら親戚宅の一室に住ませてもらうことにしました。

もちろん親戚に迷惑をかけるわけには行きませんので、自分の衣食は全て自分持ちですし、公営住宅への入居のメドが立ったらすぐにそちらへ移るという条件でした。

さて、家も家財道具も失い、残ったのはわずかばかりの預貯金とこれから下りるであろう半焼分の保険金。

公営住宅に移る際にまた買いそろえなければならない家財道具に、住宅にかかる家賃。どう考えても現状では間に合いそうもありません。

そこで手を出してしまったのが消費者金融のセゾンでした。

最初は気軽に思っていたのです。仕事もしているし少し借りるだけだから、返済だってそんなに苦労はしないだろう、と。

ですがその見込みは大間違いでした。

元本の100万円が、いくら返済しても少ししか減っていないのです。

明らかにおかしいと思った私は、知り合いの司法書士を訪ねました。

そして出てきた言葉は案の定「過払い」でした。

なんだか不幸につけこまれたような気分で、私はおおいに憤慨しました。

司法書士の方はそんな私をなだめながら、セゾンの過払い金の返還を求めようと手続きの方法などを教えてくれました。

結局私は、セゾンとの裁判などを経て50万円近く余計に払っていたお金を取り戻しました。安堵したと同時に、本当に腹が立ちました。

まあ不幸なことが続く時は本当に続くもので、私にとっては火事からの一連の出来事がまさにそれだったのでしょう。

今だから落ち着いて振り返ることができる思い出です。

不幸の中にも、わずかばかりの幸運があったのかなと、今では思うようになりました。